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末期がんの母と癒しのパワー2

桜の花も散り、さつきが満開の頃 母に合併症による末期症状が出現し、足から全身に浮腫が広がりました。

本人は、悟らすまいとしていたが、視力もほとんどない状態で、 昼と夜の区別が つかなくなっていたのです。

そして、 遺言とも思える言葉を 私に言って聞かせ始めたのです。

家の事、母の大事な物の行先、全てを私に託すと・・

その頃、主治医から

「モルヒネも投与せずに済んでいます。

末期がん患者さんにとって、痛みが最も大変ですが、癒しのパワーのお陰で、ほとんど痛みのない状態のようです。 ありがとうございます。」

と、言葉を頂いた。


深夜、主治医から電話が入り、

「最大血圧が、50mmhgになっています。パワーで何とかなりませんか?」

と、おっしゃるのです。

すぐに病院へ駆けつけ、癒しのパワーを送りますと、 最大血圧が100mmhgまで上昇、その夜は、持ち直したのです。

翌日、主治医から、

「会わせたい人がいたら、今の内に会わせて下さい。 今夜が峠になりそうです。」

と、告げられました。


その後

「苦しいから、抱きかかえてほしい。」

と言う母を 私が、抱きかかえると、

すぐに元気になった上、アイスクリームを食べたのです。

それでも、 その夜、母は、旅立ちました。


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