top of page
執筆者の写真ganeshasachi

スピリチュアル体験【幼少期】座敷わらし


幼少期 小学校入学の頃のことです。

当時の実家は、明治初期に建築された旧家で 二階建て、中庭、渡り廊下があり、 幼いながらに、広い家だと感じていました。

その頃、 誰もいないはずの二階の廊下を 時々 誰かが、走る足音が聞こえてくるのです。

タッタッタッタッターッ

そして笑い声

「ケラ、ケラ、ケラ、ケラーッ」

二階を見上げる私の傍で、母がつぶやいた。 「また、座敷童子・・」

私は

「えっ聞こえるの?」

母は、

「シーッ」

口元で、人差し指を立てた。

『この事は内緒にしておこうね。』

母の心の声が そうつぶやいた。

階段を上がった辺りに 小さな人影が見え・・ そしてまた、足音が聞こえた。

私は

『あっ、また走っている。』

母に 目で合図を送るが、

母の目が

『ダメッ』

と、言っていた。

・・言わない・・言っては駄目・・

私は、無口になっていった。


    ・・幼少期・・

0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page