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執筆者の写真ganeshasachi

心に引っ掛かったら・意味があった 「メッセンジャー」


母の法要の1週間後の深夜、

突然(いつも突然なのですが)現れた 亡き母は、

「喉が渇いた。お水が欲しい。」

と、訴えてきたのです。

母の仏壇は、実家にありますが、

深夜なので、 亡き母対しては

「明日朝まで待つように・・」

と、説得しまして、

翌朝、私は 実家へ電話、

「母さんが、『喉が渇いた。お水が欲しい』と、言って来たけど、 仏壇に お茶か お水 供えているかな?」

と、聞いたのです。

実家に居る妹の返事は、

「あっ、法要の後ずっと お水をあげるのを忘れてたぁ。」

でした。

その後の 妹の話によりますと、

「電話をもらってから、すぐに お水を供えたんだけど、その日のうちに、コップが空になった。

1日で、コップ1杯の水が蒸発するはずないから、 かあさん、よほど喉が乾いていたんだよ。」

と、言うことでした。


その後も、亡き母から

「誰々に伝えて・・」

「伝えたい相手は、声を掛けても、気付きもしないんや。」

と、よく伝言を頼まれ、亡き母のメッセンジャーの様な私でしたが、

ある日のこと、 私は疲れてしまって

「私にばかり言わないで。」

と、亡き母に言ってしまったのです。

すると、 亡き母は、スネテしまって、

何を話しかけても

「カチッ」

と、ラップ音でしか、返事をしてくれなくなってしまったのです。

時が流れて、

今では、普通に(?) 話しをしています。


現在も私は、亡き方々のメッセンジャーです。

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